内容説明
本書は、西洋の科学、思想の流れに、キリスト教が根深く影響していると指摘し、人類の思想の流れを分析しています。今、世界の哲学者、思想家、科学者が仏教の深い教えに注目していることを明らかにした1冊です。
(全274ページ)
─「生きる意味」を知って歩む人生は、ビジネスや学問、日常のどんな営みにも豊潤な実りを結ぶ。それを、科学、哲学、キリスト教と、仏教との比較において明らかにしたのが本書となった。
混迷の世に、一閃の光芒ともなれば幸いである。(「はじめに」より)
各章のタイトル
●第1章 世界の大動乱は、表面だけ追っていては本質を見誤る。
歴史の底流にある思想や宗教の影響を
知ることが不可欠
●第2章
私たちを幸福にするための
科学技術が、なぜ今日、
大きな危機をもたらしているのか
●第3章
これからは支配や対立ではなく
協調の時代。オバマ大統領のアメリカは、
人種差別を克服できるのか
●第4章
物がどんなに平等でも、豊かでも、
心が満たされなければ幸せになれないことを
証明したマルクス主義・ソ連の消滅
●第5章 憎悪と報復の連鎖を捨て、
「幸せの連鎖」を生むスピリットが求められている
●第6章 私とは、何ものか。
生きている意味は、何なのか。
哲学、科学は、急速に仏教に近づいている
●第7章 「人は、なぜ生きるのか」
パスカル、トルストイは、真剣に悩み、
絶望していった
●第8章 絶望の本質は、「人間は必ず死ぬ」こと。
この根本的な不安を、どう晴らすのか
●第9章 西洋哲学の限界と、ニヒリズムを超えた体験
仏法者は、すべてに感謝せずにおれなくなる
●第10章 弥陀の本願は、明日なき我を
「ただ今の一念、絶対の幸福に救う」
と誓われている